9月8日に「風水お見合いパーティー」なるものを企画した。初めての試みだったので、どうなるか?と思っていたところ、まさに、「現実」を知ることが出来た。まず、応募状況。これは女性が圧倒!女性のパワーを感じる。それに引きかえ?男性の特性というのだろうか、「いやあ、別に他人に頼らなくてもいいさ」という気持の表れなのか、レスポンスの手ごたえのなさに苦戦した。
  そして、女性では40代の応募のなんと多いことか。20代が少ないのはしようがないとしても30代は何処へ?。「仕事が面白い」「重要なポジションについてしまった」「今は仕事に熱中」などといっているうちに着実に年を重ねてしまったのか。そして、仕事も理解し、多少の恋愛も経験、円熟味を増した40代になったころ、ふと、自分の将来を考えた時。なんとなく話し相手、ベストパートナーが欲しくなるのだろうか。

  実は人口学者の間では「母親の就業率向上が出生率上昇に有効」というのが隠れた常識らしい。働く女性が多い国ほど出生率が高いという統計がある。1960年代から70年代、欧米先進諸国での女性が高学歴化、社会進出が進み、それに伴い出生率は低下。そんな時期に育児休業制度や雇用条件を整える政策をとった国、例えばスウェーデン、デンマーク、フィンランドなどと反対にあくまでも女性は家庭にいるべきと支援政策を行わなかった国とに分かれた。80年代、先進国において女性の社会進出は急激に進行。たとえ母親になっても職場復帰して仕事を続ける女性も増えてきた。つまり、自明の理ともいえそうだが、仕事をする女性の比率が高く女性が働きやすい環境整備、政策を整えた国ほど出生率は高くなったのだ。
 女性が子どもを産める時期は本当に限られている。それが本当に分かるもの、実に女性なのだ。だからこそ、自分の人生をシミュレーションしてみよう。とかく未婚の方々と話していると「だって、めんどくさいもの」という言葉が男女の差なく出てくる。めんどくさくない人生なんでない。むしろ、いろんなめんどうなことを愉しめるくらい頭と余裕が必要。その時に人は磨かれる。いい女もいい男も磨かれてこそだ。心の転換をしないと。  
   

 

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2005年8月30日 19:37に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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