ichiko : 他人事でないことを肝に銘じて |
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米国で大型ハリケーン「カトリーナ」の被害が拡大している。救援作業は難航し、特に高齢者の衰弱死が多く、家を失った子どもは40万人にも及んでいる。
ニューオーリンズは、ミシシッピ川の河口に位置し、市街地は川の水位よりも低い場所にあった。堤防が決壊し、さらに水害に襲われたのだ。被害は想定外のことが起こるのだ。
今、私が住んでいる東京もニューオリンズのように、海抜の低い土地が実に多い。例えばニューオリンズの人口は2000年の国勢調査では約48万人。東京23区内で見れば、凡そであるが、江東区(43万人)墨田区(23万人)江戸川区(65万人)。こうしたエリアは、天災などによる被災は決して他人事ではない。特に、江東区や江戸川区の人口は近年、増加している。
また、天災の中でも地震も想定外の被害となる。最近、テレビのコメンテーターなどをしている元東大地震研究所・応用理学・技術士の 宇田進一さんは、さざなみ雲(衛星画像から見える10km幅の波状雲)に注目しているが、彼は、今年9月13日の前後1週間に宮城県沖、オホーツク、または東京直下に地震が起こると予想している。彼の予測に関して、規模と時期は正確であるが、場所は全く、あてにならないとも言われているが、いずれにしても9月6日から20日までに、地球上で地震が起こる可能性は大であるといえそうだ。こうした起こり得る様々な状況に対して被災を最小限に抑えるため、国としてしなければならないことは多い。
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