しかし、今回の、衆院千葉7区補選はこれが「民意」なのか、と強く思わせたものだった。
候補者が影に隠れていたことも妙であった。小泉さんに忠実な武部勤幹事長は「劇場型」選挙を踏襲し221人の公募から候補を選び、「小泉チルドレン」と呼ばれる新人議員を動員する派手なパフォーマンスに力点を置いたが、兎にも角にも自民党は敗れた。今回の敗北に対して「勝ち続けるのもだめ、いい薬になった」と傍観者の如く小泉さんは言う。
  一方、小沢一郎率いる民主党は今回の勝利に勢いづいた。自民党選挙を熟知している小沢さんは企業・団体を回る「どぶ板選挙」に徹した。ビールケースに乗り、自転車に乗り。そんな小沢さんを小泉さんや安倍官房長官らは「古い自民党」と批判した。ところが、結果はまさかの敗北。「今回のことはいい薬になった」と本音を漏らした。

年齢も卒業した大学も学部も同じという二人。宿命の対決か・・・・・


  小沢さんは従来の自民党支持基盤へさらに触手を伸ばすだろう。政治家は如何なる人々の波動をおさえることができないと駄目だということ。地元の有権者への配慮が必要であるということ。
 来年の参院選。小沢さんが何に照準をあてていくか、与党の過半数割れへの追い込みか?目が離せない。

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このページは、ichikoが2006年4月24日 22:52に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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