ichiko : いのち |
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今日で丁度1年が経過した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故。107人の方が亡くなり、555人の方が負傷した。犠牲者の冥福を祈る追悼慰霊式が営まれた。JR西日本は再発防止を誓う・・・しかし、ご遺族の悲しみは永久に消えることはない。消えない。
快速電車が激突したマンションは、衝撃で外壁の一部が欠けたまま。
随分昔のこと。昭和37年。、東京都荒川区の国鉄(現、JR東日本)常磐線・三河島駅と南千住駅間で、貨物専用線を走っていた下り蒸気機関車の機関士が赤信号を誤認し脱線したという三河島事故があった。死者160人、重軽傷者325人をだす大惨事となった。車体だけを残して大破、がけ下に落ち民家に突っ込んだ車両。新聞で見ただけであっても私はこの日から暫くの間、激しい恐怖で夜に眠ることが出来なかった。
「安全対策」と口々にいうが、人々の命を運んでいるのだ。事故の芽を摘む第三の組織、システム云々もいい。しかし、いつも現場では人の命を預かっているということを頭に叩き込んでほしい。民営化のあと何百億もの利益を生んだ・・だけでは済まされない。
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