ch01.政治 : また一人政治家が逝った |
||||
「政界の策士」として知られた松野頼三氏が心不全のために10日に急死された。
先週の日曜日に友人たちとたまたま、松野頼三のことで話はもちきりになっていた。
今朝「最後の賢人が去ったね」とメールが入った。享年89歳。
「同期が去った。哀しい」と中曽根さんの落胆した姿がテレビに映し出されていた。
参院議長を務めた松野鶴平氏の三男として生まれ、吉田茂元首相の秘書官を経て1947年に衆院選に初当選。歴史を感じる。
印象的なのは、1979年のダグラス・グラマン事件。日商岩井から約5億円の政治献金を受領したとされた事件は時効となったものの、道義的責任を取って議員辞職した。
89歳とう高齢にもかかわらず、最後の最後まで、政治家としての発言の出来る「政治家」であったと思う。ポスト小泉で世の中(マスコミ界)がばたばたとしていても「決めるのは国民の声と改革」と毅然と言い切った。また、ひとり政治家が逝った。
コメントする