「政界の策士」として知られた松野頼三氏が心不全のために10日に急死された。
先週の日曜日に友人たちとたまたま、松野頼三のことで話はもちきりになっていた。
今朝「最後の賢人が去ったね」とメールが入った。享年89歳。

   「同期が去った。哀しい」と中曽根さんの落胆した姿がテレビに映し出されていた。
参院議長を務めた松野鶴平氏の三男として生まれ、吉田茂元首相の秘書官を経て1947年に衆院選に初当選。歴史を感じる。

  印象的なのは、1979年のダグラス・グラマン事件。日商岩井から約5億円の政治献金を受領したとされた事件は時効となったものの、道義的責任を取って議員辞職した。

  89歳とう高齢にもかかわらず、最後の最後まで、政治家としての発言の出来る「政治家」であったと思う。ポスト小泉で世の中(マスコミ界)がばたばたとしていても「決めるのは国民の声と改革」と毅然と言い切った。また、ひとり政治家が逝った。

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このページは、ichikoが2006年5月11日 18:57に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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