スポーツ : 努力の上に輝く本当の栄冠 |
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昨日の第73回日本ダービーは1番人気の石橋守騎乗・メイショウサムソンが2分27秒9で勝ち、皐月賞に続いてクラシック2冠を達成した。まあ。予想通りというものだろう。何千頭もいる馬の中でサラブレッド3歳日本一の座を獲得したのだから、こりゃ凄いのだ。
しかし、今回はあるジンクスが当たった。アドマイヤメインだ。同じ名前、冠が出ている時は、人気のない馬が来る!というものだ。見事、大当たりというところ。やはりジンクスはあるものなのだ。
スポーツ新聞に騎手のコメントが載っていたが、4コーナーを回った時、石橋守はチラッと後ろを振り向く。残り400メートル。アドマイヤメインの手応えを見て無我夢中で追った。ゴールに入った時、無意識のうちに手が震えていたそうだ。ほんの数分間で繰り広げられるドラマ。且つ、「日本一の幸せもの」ということで賞金云々いわれるが、石橋騎手は小さい頃、軽い喘息の持病があったということで水泳に励み、中学の時は県大会2位になる。そして競馬学校に入り、乗馬経験の無いハンディを人一倍の努力で補ってきたという。決して「苦労」という言葉は決して口にしない石橋騎手。みんな努力に努力しているのだ。それこそ血の滲むような努力をしているのだ。人一倍の努力。「努力をする」と口で言うのは簡単だが、言葉では言い表わすことが出来ない成果を感じる。
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