ichiko : いつまでも燻っていてはいけない |
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日銀の福井俊彦総裁が、インサイダー取引の疑いで逮捕された村上世彰の村上ファンドに投資していたことが明らかになり今、進退問題が問われている・・・というより燻っている。
日本の金融の元締めである日銀総裁。そんな立場の人が特定のファンドと関係があっては道義的な責任は免れ得ない。しかし投資時期は総裁就任前の民間時代。日銀総裁就任時に解約も考えた・・・・しかし仲間から自分一人だけが抜けることへの躊躇い。そてし就任後も解約しないままで運用を任せることとなった・・・・しかし、解約申し入れの時期でも、村上ファンドは違法すれすれとの指摘はあり、まして金融情報中枢の日銀総裁の耳に入ってなかったとは考えられない。
富士通総研理事長の時の1999年。独り立ちして日本のコーポレートガバナンス(企業統治)を改革しようとする村上さんの「志」に共鳴して村上さんが投資ファンドを立ち上げる際に仲間らと拠出したということだ。
かつて、副総裁時代に日銀汚職事件の責任をとって日銀を離れ、その時こそ「李下に冠をたださず」の戒めは肝に銘じていただろうに。なぜ?どうして?と疑問しかない。
運用は完全に一任とか巨額にもうかってる感じはないなどということを言っても年率2割以上ともされた高利率の村上ファンドのもたらした具体的利益は少なくないはず。やはり今回の事態についてきちんと説明責任を果たし、閣僚同様に日銀総裁もまた個人資産公開義務を負うべきなのだろう。
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