スポーツ : もっともっとカッコイイ男への飛躍の時 |
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「人生とは旅であり、旅とは人生である」というタイトル。 サッカー日本代表MFの中田英寿選手が現役引退を発表した。半年ほど前から今回のドイツワールドカップを最後に約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていたとはいうものの、やはり衝撃だ。しかし、そんな気持ちの裏に何故かほっとする自分がいる。つまり潔さ。口に出していう人は多いけれど、なかなか人間の決断とは難しいものだから、中田はやはり凄い。
引退理由は多く語らず。ただ、 プロサッカーという旅から卒業して新たな自分探しの旅に出たい・・・・。人気絶頂のアイドルの引退の時だって、マスコミは騒ぐ。その時にアイドルの口から出る引退理由など、本人の気持ちのほんの氷山の欠片くらいのもの。
忘れてはいけない。彼が1995年、韮崎高からベルマーレ平塚、現在の湘南ベルマーレに入り、98年W杯フランス大会後にイタリア1部・セリエAのペルージャに移籍した事。日本人選手として欧州リーグ移籍への道筋をつけた先駆者的存在となった中田。
今回の負けで、チームメンバーに「分かりやすい言葉で指導しなかった、リーダーになれる素質がなかったなどとコメントする評論家もいるが、彼のプロとしての10年は並の人間が過ごせる10年なんかじゃない。中田の語る「人生」そして「旅」。まだまだ29歳という漲る若さと力。そして桁外れの運動能力とカリスマ性。大きく飛躍して、もっともっとカッコイイ男になってくれ。
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