ichiko : ある土曜日の15分ドラマ |
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中央線に乗っていた。
中途半端なこみ具合。
不思議に感じるほど、乗客があっちこっち、バラバラな方向を向いている?・・・そんな感じ。
高円寺駅で若い三人組の女性が乗り込んできた。車内の中央にミニスカートの女子高生のグループが陣取っている。彼女たちに比べれば、20代の学生さんだろうか。その三人は車内に乗り込むや否や、それぞれのケータイの画面を見ながらなんだかんだしゃべり続けている。そのうち、一人が「ウワァーッ、本当だ」と歓喜とも言える声を出した。すると横にいた女性が「でしょ!」と微笑み、また三人はくちゃくちゃケータイのある機能について実験開始しているようだ。どうも三人はそれぞれのケータイの契約会社が異なっているようだ。暫く会話をふんふんと聞いているうちに、違う会社のケータイ同士でも何かの工夫(これが良く分からない・・・)をすることで、絵文字がおくれるるようなのだ。ひとりが「ハート二つはOKだよね」といい、また一人が「ひよこはだめってことか」と言った。ああ!私も参加したいと密かに思っていると、一番詳しい女性が「やっぱ、女子高生とメールしているとすっごく新しい情報キャッチできるよね、あたしたちはダメだよ、ふふふ」と笑った。彼女たちがダメなら、あたしはダメの三乗くらいか?と思っていると、「ワァーッ」と中央で陣取っている女子高生が笑いの渦の中で大きく揺れていた。何かとっておきの話題で盛り上がったのだろう。
なかなか楽しい土曜の夕方の15分のドラマ。
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