ichiko : 素直になろう



    久しぶりに会った友人とは、長い間付き合っていた筈なのに、何故か会話がぎこちなくなることがある。会わなかった時間の堆積か・・・私が不器用なのか。一体、何をどう話していったら良いのかが分からなくなる。頭の中でいろんなことがぐるぐる回ってくる。日常の取材活動、プレゼンテーション、打ち合わせ、久しぶりの誘いの電話・・・考えてみたら全て「技術論」の上で成立したいる。嗚呼!そういうことかと、思い知る。
  相手が壁にぶつかって、いろいろなことに消極的になっていたりすると、どこかイライラしている幼い自分を発見。会わなかった長い時間に、その人がどんな日々を送ってきたのか、どんな気持ちで過ごしてきたのかを、何も気負わずにおしゃべりすればいいものを・・・・・何故か、「で、結論は?」と急ぐ自分に気付く。

  
  ある日、娘が言った。「女の人って、ただ話を聞いて欲しくてしゃべっていることが多いんだって。相談があるって言っても、お母さんみたいに、どう解決したらよいかって論理的につめていくと、“じゃあ、もういい!”ってことになるらしいよ」と。その時は「ふーん」と納得したことがあるが、しかし不器用というか性格というかやはり起承転結を急ぐ傾向がある。やはり、こりゃまずい・・・・・

  深井次郎さんの『ハッピーリセット』の中に元気が出るなぐさめのコトバなんか無いという一節がある。失敗して落ち込んでいる友人にかけるコトバ。「大変だったね」なんていえば「私はやはり大変なことをしてしまったんだ」と余計に落ち込む。つまり、なぐさめのコトバなんてないということ。「これで、よかったんじやない」気持ちをプラスにもっていくこと。すると相手は元気が出てくるというもの。ふむふむ。本当に最近は20代の方々のコトバ・考え方に勇気付けられる毎日だ。素直になろう。

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このページは、ichikoが2006年10月 8日 16:22に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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