ch10.生活 : 欲しい情報は探せ!探せ! |
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初めて国語辞典、百科事典などに触れた時の感覚は今でも鮮烈な印象で残っている。それからは漢字、古語、諺・・・と辞典・事典が生活の中に入ってきた。小学生の頃だったか、母がブリタニカの事典のセットを購入。家に届けられた時は「どうだぁ!」と言う風貌だった。革張りだったのか、如何にも「じ~て~ん~だぁ!」という様子で応接間に鎮座していた。それに触れようとすると母に叱られた。「事典だから、中身を見たい」というと「ダメ」と言われた。だから母のいない時を狙って、弟と一緒にページをめくり、人体解剖図など見つけると「ギャアーッ」と声出しながらも好奇心の渦の中にいた。・・・・・・「ダメ」の意味が当時は分からず不思議だったが・・・・・要は「飾り物」であって「実用」ではなかったのだろう。
学生時代は図書館でより専門の書物に触れてきたのだが、最近の調査といえば完全にインターネット。中でも8年前にスタンフォード大学の学生二人が作ったグーグルは凄い。株価の時価総額が15兆円というのだから、目が回る。日本での利用率のトップはヤフーだというが、アメリカでは44.1%、イギリスでは75.1%だ。
数年前に「いち子さん、このグーグルっていうのがなかなか良いですよ」と言われて、登録した覚えがある。何しろグーグルは検索スピードが早く、なかなか精度がいい。例えば、「吉田いち子」と自分の名前を入れていろいろ検索してみたが、グーグルで既に絶版になっている20代の時に書いた(恥ずかしい)小説がユーズド価格でネットで出ているのを発見。またまたビックリした。1200円くらいだったのが3000円~、帯なし、きれいな状態ですなんて見ると、懐かしさとともに嬉しさがこみ上げて来る。
本当にインターネットの世界は凄い。米グーグル社が始めた新しい地図サービス・地球検索ブラウザーのグーグル・アースというものを知って、また驚いた。お気に入りの場所が一瞬で探しだせる。さてさて、一年後、三年後の技術革新が想像も出来ない。より個人にとって精度の高い情報を探し出せることになっていくのだろう。本当に昔、SFを読んで心弾ませていたような「時間」が今、ここにある。
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