英国の高級ブランド、バーバリーが英国内の工場を閉鎖し、中国に移転させる方針を示している。生産拠点移転には、成長する中国の高級ファッション市場での売り上げ増加への期待もがあるものの、やはりメイドインチャイナではブランドイメージが損なわれるということか、熱い論争に発展している。
 バーバリーは1856年に英国のサリー州出身のトーマス・バーバリー氏が汚れを防止する農夫の服装をヒントに耐久性と防水性に優れた服を販売しようとロンドンに開いた洋服店が前身だ。所謂ギャバジンと呼ばれる新素材を生み出し、これがバーバリーコートの元となっている。
  我々の親達世代が「メンギャバ、メンギャバ」と騒いでいたことを思い出す。あのシンボルともいえるタータンチェックはコートの裏地として1924年デザインされたのが最初。老舗ブランドの生き残りの悩みは全世界共通の「頭痛のたね」なのだろう。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2007年1月15日 14:49に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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