社会問題 : 老舗の悩みはいつの日も |
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英国の高級ブランド、バーバリーが英国内の工場を閉鎖し、中国に移転させる方針を示している。生産拠点移転には、成長する中国の高級ファッション市場での売り上げ増加への期待もがあるものの、やはりメイドインチャイナではブランドイメージが損なわれるということか、熱い論争に発展している。
バーバリーは1856年に英国のサリー州出身のトーマス・バーバリー氏が汚れを防止する農夫の服装をヒントに耐久性と防水性に優れた服を販売しようとロンドンに開いた洋服店が前身だ。所謂ギャバジンと呼ばれる新素材を生み出し、これがバーバリーコートの元となっている。
我々の親達世代が「メンギャバ、メンギャバ」と騒いでいたことを思い出す。あのシンボルともいえるタータンチェックはコートの裏地として1924年デザインされたのが最初。老舗ブランドの生き残りの悩みは全世界共通の「頭痛のたね」なのだろう。
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