ch11.経済 : 数字 |
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「数字」は時々人の感覚を麻痺させる。本当に例えばの事例だがフリーマガジンが60万部発行されている。フリーペーパーが900万部発行されているなんて言った時にせいぜい「ほーっ」と感じるくらいのもので、そこで、その出版物を見たこともなく「~万部くらいないとねぇ」なんてクチから出てしまうことがある。また、銀行に振り込まれた100万円。通帳の上でみる「数字」と実際に手で一枚一枚数えたときの感覚は違う。「ふーん」なんて感覚はなくなるはずだ。だから平気で二桁、三桁の「億」の話など一般的ではないのである。
また、億といえば失業者の数もそうだ。国際労働機関が発表した昨年末時点の全世界の失業者数は推計1億9520万人。この「数字」も多分感覚的な感想しかないだろう。2億に近い人々の数はまず、ピンとはこないだろう。これは、過去最高の「数字」だ。経済成長がいわれているのにそして2007年も大幅な失業傾向は予測されている。
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