ch12.その他 : 神田という街 |
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今、「神田」という街に関わりながら仕事をしている。昨夜の懇親を兼ねた打ち合わせでも、ボトルキープのの名前の漢字を間違っただけで「あら、いやだぁ~昨日今日のお付き合いじゃないのにぃねぇ・・・・」とその店のママさんが「昨日今日の付き合いじゃないのにぃ」を繰り返し、ニューボトルを用意している姿をみて、今は、ななかお目にかからないというか希薄になりつつある人情の残る街を感じていた。
以前の勤務先が大手町であったため、「ちょっと軽く飲みに行こうか」というと、「神田」という街が候補に挙がった。いつもJRのどの改札口も混雑していて、駅前では企業PRのティッシュを配る女性がいて、なにやら、いろいろなチラシを渡す男性の姿もあり、昔ほどではないが、何とも秘密めいた消費者金融の入るビルも多い。
夜になると、全く姿を変える街。路地裏が大好きな私としては、かっこうの街でもある。ふっと降りて、ガード下にある飲み屋やカウンターバーに入ったりすると、例えば店主も含め、波のように打ち寄せては消えていくその日その日の客人。そこには様々な人間模様があり、しばし、酔いの中でいくつもの小ドラマを見ることができる、そんな街だ。心地良い春の宵、暑い夏の夜も、しびれるほど寒い年末も・・・・いろんな人々の小さなドラマがあった。
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