ch11.経済 : 丸裸にされた個人データ |
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毎日沢山届けられる郵便物の中にあった一通の封書が目に入った。ある保険会社からのものだ。
開封してみると、「お客様情報の不正持ち出しに関するお詫びとお知らせ」とある。以前、ダイレクトメール発送業務を委託してた大日本印刷において従業員が不正に持ち出したという、あの不祥事のことだ。不正に持ち出されたというお客様情報の内容は氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、保険料・・・・とある。それも3年半ほどの長い期間のデータだ。「えっ!趣味とか血液型とかない?」だけで、殆ど丸裸の状態ではないか・・・と溜息がでた。
友人の金融関係者が昔、住所と氏名、そてし生年月日が分かれば、たいがいの個人に関する情報は分かるものだと言っていたことがある。
現在までのところ、該当する情報がさらに第三者に流出した事実や不正利用されるなどの二次被害は確認されていませんという文章に、波線がひかれている。しかし、流出したものはもう、どうしようもない。
かつて、一度だけだが振込み詐欺の電話がかかってきたことがあった。その時、娘の名前やもろもろ・・・。それは何かが洩れたとしか考えられない電話だった。電話を聞きながら、私に少しばかり「冷静さ」が残っていたからよいものの、多分、普通は?動転してしまう人が多いのではないかと思う内容だった。既に、私だけでなく、その流出した膨大な数の個人のデータ。不正に持ち出されたものはしようがない。不正な使われ方がないことをせつに祈るしかない。
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