ichiko : 紫煙・・・・・なんてきれいなもんじゃない |
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決して悪気はない・・・・。そんな事は十分に分かっている・・・・つもりだ。しかし、とても疲れるシーンに遭遇することがある。今夜も某鮨屋で仕事の打ち合わせをしている時のこと。
カウンターでタバコをすうことは別段それぞれの人の自由である。しかしその男性はしきりに言い続けていた。「禁煙だとか分煙って押し付けてくるのはおかしいよ。我々は税金を支払っているのだから。税金を支払っていない人間にとやかく言われる筋合いは全くないよ!」と。
こちらは、あれこれと仕事の話を詰めていかなくてはならない状況。多少、アルコールも入り、「普通」ではなくなっているかも知れないのだが・・・・・・。
そしてたまたま、かく言う男性の隣りのに座った二人連れはやはりヘビースモーカーで彼の言い分に大賛成しはじめた。口に握り寿司を入れる以外はタバコを吸い続けている。「おっしゃるとおり!我々は税金を支払っているんだからねぇ」と言いながら。隣りの女性は吸わないタバコを手に持ち続けている。その煙はゆらゆらと私たちの方に流れてくる。
クライアントは姿勢を私のほうに少々むけて、国際情勢とまたそれぞれの国民性や民度?の話しをしている。彼に不愉快な思いをさせない為に、煙に不快感を感じながらも私は必死に彼の話を聞いた。聞き続けた。しかし、容赦なく彼らの煙はカウンターを横切ってこちらへと流れてくる。
さてさて・・・・河岸をかえなくてはと思い、「ところで・・・」と話を変える。隣りの客人が来るまでの、心地よい鮨屋の大将との数分の世間話もどこかへ行ってしまった。只管、数人のタバコの紫煙に小一時間、悩まされた夜だった。
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