ichiko : 忘れる大切さ


 
  世の中、やたらと記憶力の良い人がいる。例えば、女性では着ているものの記憶が天才的?と思える人が多いようだ。私など男性のネクタイなどよほどインパクトのある柄か、よほど興味のある人で無い限り、殆ど記憶に残らない。その人の興味の深度が如何に記憶に繫がっていることが分かる。
  米スタンフォード大学の研究チームが、人間の脳は大事な記憶をすぐ思いだせるようにするため、関連する相対的に不必要な記憶を忘れ、脳の活動を効率化している可能性があるということを発表した。要は頭の中は常に整理整頓していなくてはならないということか。
  人の噂もなんとやら・・・・ではあるが、本当に最近のマスコミ報道というか、様々なメディアでは「もう、忘れようよ」と思えることも取り上げている。たまたまある写真雑誌に松岡農水大臣のスキャンダルを扱っているのを見て本当に気分が悪くなった。いろいろなことがあったことは確かだ。しかし、死者に対して、今更、何を掘り返しているのたろうと思った。時間差はあったにしても、もうやめないか。読者も視聴者も然り。あつく報道されている時は一緒になってあつくなっていく。そして、何れ忘れていくことさえ、忘れ、声高らかに騒ぎ立てる。本筋はいつまでも忘れずに、忘れ去っていいことは消していこう。そうでないと、頭の中はいつまでたっても整理整頓できないままでいることになる。

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このページは、ichikoが2007年6月 4日 22:24に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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