ch10.生活 : 現実 |
||||
天災に対して、人は本当に非力である。
新潟県中越沖地震に襲われた県内の観光事業はこれからの夏本番を迎える今、想像を絶する大打撃をうけている。東京電力柏崎刈羽原子力発電所での事故は特に風評被害だ。
昔、柏崎出身の方とたまたま、ある海産物の話で盛り上がったことがあった。「九州ではオキュウトいうのよ」「柏崎ではエゴグサというわ」と。もう、何年も何年も前の話。彼女は元気なのかしら?ふと心配になってみても、連絡先も分からずの状態の今。
「縁結びの名所」として知られる柏崎市内にある「恋人岬」は先端が崩れたという。それに土砂崩れで鉄道が寸断した青海川駅から1キロしか離れていない。地震の影響で全く訪れる恋人達もいない。
相次ぐ旅館の宿泊のキャンセル、花火大会の中止、閑古鳥のなく海の家・・・しかし先ずは被災者の生活の落ち着きの回復だ。しかし、口でいうほどなまやさしいものではない、現実は。救援物資に、生の米が高く積まれているのをみて、なんて想像力かせないのかとも思った。しかし、それもまた、映像での世界でしかない。明日はわが身。日本で暮らしているかぎり、地震のことは頭から離れない。
カテゴリ
ch10.生活トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 現実
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1026
コメントする