ch01.政治 : 怒り |
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参院選の大敗で中川幹事長が責任を取り、安倍首相に辞表を提出、受理された、そしてその会見の姿を見て、つよく自民の危機的状況を感じた。ある程度の予測はしていたもののこれほどまでに、参院選の自民党の歴史的な大敗は分からなかったのだと思う。民主党の大躍進で終わったが、決して勝利ではない。
しかし、安倍首相は「新しい国造りにこれからも責任を果たしていかなければならない」と述べて引き続き政権を担う考えを表明している。党内からは辞任を求める声も浮上し、今や求心力低下は避けられない。度重なる閣僚の失言もあったが、やはり、敗因は年金の記録紛失問題への国民にとって卑近な“生活不安”へのフラストレーションが反映されたのだ。実際に社会保険事務所で何時間も待たされたと不満を言う人々、記録がない!という声を何人もから聞いた。生きていく上で、現実問題として身近になればなるほど、怒りは止まらないのだ。しかし、果たして“怒り”というしろものなのだろうか・・・少し疑問もある。国民の怒りとは、もっと滾るものがある筈なのだ。
まあ、いい。ただ憲法改正だ、『美しい国』づくりといった国家主義的な安倍政権。反面、就任時から一貫している民主の小沢代表の「今回の生活が第一」という国民にとって当たり前のキーワードが今回の数字になった。結果を出していくことが使命と決意していると強調する安倍さんだが、本当に国民の生活といものが観念論でなく、分かっているのだろうか。どんな実績を上げるかだけ。、言葉上の言い訳では収まらない状況にきている。
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