ichiko : もう一度会いたい人 |
||||
誰もが必ず迎えるその日。人のこの世の去り方は、誰にもわからない。神のみぞ知る世界だ。でも、出来るだけ1日でも長生きして、出来る限り安らかに逝きたい・・・・・・と誰もが思う。
元伊藤忠商事会長、瀬島龍三さんが老衰で亡くなった。95歳だった。
旧陸・海軍大本営参謀で、戦後は臨時行政調査会(臨調)や、臨時行政改革推進審議会(行革審)などの委員を歴任した人だ。1981年3月、臨時行政調査会の委員に就任し中曽根康弘元首相のブレーンとして活躍もした。
軍人としての道を目指した第1の人生、大本営に勤務した第2の人生、シベリア抑留で生死の極限の第3の人生そして会社経営の第4の人生、そして国家と社会のために尽くした第5の人生。 本当に与えられた人生をまっしぐらに生きてこられたのではないか?と思うほどだ。考えれば考えるほどに胸がしめつけられる。人はこんなにまっすぐな、生き方ができるものか?と。
人はふと、明日の事、明日の自分を考えた時、何か己の人生を振り返り、何かに、まとめられるものだろうか?果たしてそんなことができるものなのだろうか?
『そろそろ冥土も近くなりましたから罪滅ぼしとして履歴書をまとめました』」と一筆添えて、これまでの人生を一冊にまとめた本を下さった元国鉄総裁の磯崎叡さんの生前のあの豪放磊落で茶目っ気のある笑顔が思い出された。体調を崩されるあの時まで、本当にやんちゃで男気があった方だった。
出来ることならば、もう一度、会いたい。
カテゴリ
ichikoトラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: もう一度会いたい人
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1049
コメントする