ch12.その他 : 夢を一つずつ |
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ご縁をいただいてから、何度か大学のマスコミ就職講座に講師として仕事をさせていただいている。今夜も某大学の講座を受け持ち、帰宅した。
キャンパスにはクリスマスのイルミネーションが輝いていた。校門から警備の方に案内された。「きれいですね!」というと、「そうですね、でもクリスマスともなると学生さんたちはもうまばらで・・・」と笑っていた。
午後6時からの授業。黒板に白墨で書く。白墨なんて・・・・もう何年ぶりのことか?カシッカシッカシッと不思議な感覚だ。社会人になってからはホワイトボードばかりだったし。背中に学生さん一人一人の視線を感じる。大学4年の時だったか、教育実習の時に黒板に白墨で書いて、心の中で"ああ、かきじゅんを間違えたら大変だぁ"~と緊張した日の事を思い出した。教員室に戻った時に「とてもユニークな授業でした」と担当の先生に言われたことも思い出していた。
就職問題、そして将来の事。熱気ある質問と相談か飛んできた。ひとつひとつに丁寧に回答を見つける。昨日、終了したこれもまた某大学の就職シートの添削も、一枚一枚に心も全てをこめて添削指導をした。専用に買ったばかりの2本の赤いボールペンのインクがなくなった。いつもパソコンでの作業に明け暮れている日々の中、ボールペンのインキが切れるなんて最近は経験したことがない。こんな話を娘に話したところ「それはスゴイかも!。最近はないなあ。そういえば、私も受験勉強の時は、いつもスペアを揃えていた!あの時は勉強したんだなあ~」と言っていた。教室、黒板、そして白墨。そして赤いインクのなくなった二本のポールペン。この何日か、とても不思議な感覚を味わっている。
スクールバスを降りる。夜の冷たい風の中、駅に向かって歩く。急行に乗り揺れる車内で今日、会った学生の一人一人の顔や声や表情を思い出してみる。みんな全員頑張って、夢を一つずつ実現していってほしいと心から思った。
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