ch06.音楽 : 暖かきもの



   2007年12月19日、無事に神楽坂女声合唱団のチャリティディナーショーが終了した。水天宮にあるロイヤルパークホテルのディナー会場は熱気に包まれていた。2000年5月に発足してから本当に年月が経った。思い出せばいろいろなことがあった。毎年ディナーショーが終わると、何か胸の奥にふっと暖かいものがこみ上げて来るのだ。最初の頃はこれが何なのか?が分からなかったのだが、最近は「なるほど」と分かるようになってきた。これが年の功?とでもいうものなのだろう。人は不思議な生き物だ。生活しているといろんな事が見えてきた、いろんな事が教えられなくても分かってくる。ほっとした暖かいものを感じられる自分は幸福な証でもある、そんなことが分かる。
  気付けば、もう年の瀬。歓喜の中で感動をわかちあって打ち上げをした。「よいお年を」と手をふり別れたメンバーたち。また、来年も「元気だった?」と声をかけあい、レッスンに励むことだろう。
  昨夜も携帯がなった。「いち子さん、本当に感動したの」とメンバーの一人だった。彼女の感動が伝わってくる。きっと彼女の中でも暖かいものがこみ上げてきたに違いない・・・そう思った。何度も何度も確認しあうように、そして電話は切れた。「またね!」と彼女の声は明るかった。

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このページは、ichikoが2007年12月21日 08:58に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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