ch10.生活 : 品格 |
||||
仕事上、いろいろな方々と出会う。女性の社会進出だといわれて随分時間が経過しているものの時々、あれれ~と思うことも多い。
「勝ち組」「勝ち組」を目指し、出世したい、権力を得たい、収入アップ!は別に悪いことではない。決して否定はしない。しかし、何かが変わってきている・・・・・
先般もある方がある女性をさして「ああ!全く!彼女には"女性の品格"でも読んでもらいたいものですね~」と少し投げ捨てるように言った。かなりいろいろな問題が山積みしていて、仕事上、焦燥と疲労困憊の中で、感情の高ぶりもあったのかも知れない。彼が投げ捨てるように言ったことにその時、同感はしなかったが・・・・やはり今や坂東眞理子さんの「女性の品格」は教科書とでもいうべきなのだと改めて思った。既に200万部も突破している本だ。強く、優しく、美しい女性になるための66の法則。約束を守る、人に擦り寄らない、プライバシーを詮索しない、良いことは隠れてする、恋をすぐに打ち明けない・・・・よく考えてみれば、当たり前の事に気付く。しかし、読み進めてみれば、涙が出るほどに感動する。当たり前の事が当たり前に出来る人。果たして品格をもった女性はいるのだろうか・・・・・なんて。
中学生の頃だったか?礼法の授業があった。先生が教室に入ってこられると最初にいつも「皆さんのあしもとを見て下さい」と言われた。ひとつ、ひとつ、床の塵を拾った。そんな積み重ねの中で、床のひとつひとつの塵にも気付くようになっていった。最近になって、人には何が大切なのか?本気で考えるようになっている。
そうか・・・やはり「親なのか?・・・」と思っていたところ、今度は坂東さんが親から子に伝えておきたい66のことをまとめた「親の品格」が発行された。当たり前の事、もう知っている事・・・・今、忙しくて、それどころじゃぁ!などいろいろ言いたいこともあるだろうが、やはり、品格のある国づくり、人づくりのためにも、初心にかえって一歩一歩を。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 品格
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1136
コメントする