ch12.その他 : 兆し |
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夜半から冷たい雨が雪に変わった。
しかし、人間とは喉もと過ぎればなんとやら~で本当に「辛い」「苦しい」と思っても過ぎてしまうと「えっ?なんだっけ?」ということが多い。
丁度一週間前、2月2日の土曜日に伊勢先生の主催の新年会に出席した。夕方に次の予定のために門前仲町に向かっている間、何か体調が急変。打ち合わせ中、そこには正常な「自分」のいない状況となった。みるみるうちに想像もしない悪寒とともに意識は朦朧としてきた。その場は体調不良を理由に中座させてもらい、その後はタクシーをひろったまで覚えている・・・・・・車内でも意識は朦朧としていた。昼間に獅子舞に歓喜して賑やかに新年を祝って、明治記念館の和食や新酒を味わって、おまけにノセられて舞台で歌まで披露した人間とは思えぬ状況となっていたのだ。 家にたどり着いた時、高熱で、からだは震えがくる。魘されながら、深い眠りにおちたのだ。
そして、翌日の3日「雪よ」という娘の声に目を覚ましたのだ。40度の高熱の中で白い雪の冷たさを思い出すことも辛かった・・・・・
伊勢先生のプログを読んだ。『2月3日は大雪だ。昨日おいらが新年会で、特別な祈祷をしたせいか、天ちゃんもそれに応えてくれたんだ。昨日のおいらの新年会に参加した人は、今年はラッキーな年になるよ。「白妙(しろたえ)の~、雪の白さに~ 溶ける鬼」、そうなんだ、この2月3日に、これまでのみれん、過去、汚れやシミをきちーんと白紙にして「さあ、明日から2008年という道にすがすがしく出発するんだよ。その門出として、雪を降らしたんだよ」と天ちゃんは、今回に限って我らに積極的に応援してくれたのさ。ほんに「いい雪」だ。』と流れるような伊勢文体で書かれていた。そうか・・・・新年会が終了する時に伊勢先生かせ挨拶とともに、何やら摩訶不思議な祈祷をしてくれたのだ。祈祷といっても、「えええっ」と言うほどの短時間のあっという間の出来事であったが、今となっては一体、あれは何だったのかと思うほど。
「高熱は風邪でしょう?」といわれればそれかも知れないが、4日には何事もなかったように、けろっと治っていた。2007年5月に会社を設立してからは、これまでの生活では出会うこともなかった人々や出来事と出くわした。いろんな「事」や「おもい」を背負ったままでいた。
伊勢先生の言っていた2008年の「再会」というキーワードが気になったまま、一月を過ごした。いよいよ2月4日からは新しい年となった。そこにきて、何とも、新規の信じられない?仕事がスタートすることとなった。長い冷たい冬を、土の中でじっと春を待っていたように・・・・・・それは芽を出した。
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