ichiko : 再会


   ある日の事。ポストの白い封筒が入っていた。いつもは書籍や夥しい量のダイレクトメール、そして役所関連の素っ気無い郵便物の中でそれはとても目立っていた。差出人を見て、本当に懐かしく、嬉しくなって微笑んだ。昔、勤めていた会社ご一緒したTさんだった。以前も「プログを読んでいますよ」ということでメールをいただいたことがあるが、封書は久しぶり。心ときめいて開封すると、そこには美しく咲き乱れたバラの前で微笑んでいる女性二人。「あっー!」と思わず声がでる。なんとも懐かしい!
  「突然の写真同封でびっくりなさったと存じます。24年ぶりにМさんとお会いして懐しい話にはなを咲かせました・・・」とTさんの流れるような文字。写真の中で微笑むお二人は昔と少しも変わってない・・・・そう思った。しかし、多分、私たちは皆、いろいろな事を経験し、そして「今」を迎えているのだ。そう、だからこの長い年月で大きく変わっているのだけれど・・・・・・


   昨年、伊勢瑞祥先生が「いっちゃん、来年(2008年)は、再会の年だよ」と教えてくれた。が、その時は、そりゃあ、「久しぶり~」という人々と出会うのは当たり前でしょ?くらいにしか考えていなかったが・・・・今年になって、1月4日の仕事はじめからどうしたことか!あれよ~あれよ~という感じで再会、再会をしているではないか。不思議なことだ。
  数週間前ではあるが、ケータイに留守電が入っていた。「エスカレーターですれ違って、おいおいと声かけているのに、欠伸なんかしているんじゃない!!」とお叱りの声。なんて懐かしい!新聞社時代にさんざんお世話になった方だ。その日は、睡眠不足か、ふはぁ~ふはぁ~と朝から見っとも無い欠伸姿を見られたというわけだ。恥ずかしい再会を地下鉄のエスカレーターでもしていたわけで・・・・・


  だからこそ!
  いつときめく?「再会」があってもいいように、ニコニコいきいきしていなくてはならないね。

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このページは、ichikoが2008年5月29日 23:28に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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