社会問題 : 退き際 |
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台所で大好きな食器洗いをしている時とは、ちょっといろいろな事を考えている。たまたま、本当に偶然なのだが、実は隠れたところで「もう、老害としかいえないよ」と言われていても会社にしがみついている方々の事を考えて、そして、ふと再建中の料亭「船場吉兆」の事を考ていた。それが27日に廃業が決まったというニュースを見て、「はぁ・・・・」と溜息が洩れた。牛肉産地偽装事件や客の食べ残した料理のつかいまわしなどで経営が悪化していったそうだ。急速に客離れは収益確保出来ず、また吉兆のグループ各社からも支援してもらえず、再建断念を決めたという。そして、本日28日にあの"ささやき女将"と言われた、湯木佐知子社長が全従業員に伝え、取引先の金融機関も説明。且つ記者会見も予定されている。
そうだ、あの時に「何が何でも私が!」という女将の風貌は目のおくに残っている。あの時、自分は退いて、後継者にすべてを渡し、ゼロからのスタートをきれば、多分、「船場吉兆」の印象も変わった筈だ。しかし、今となってはすべてが終わりだ。要は退き際が大切ということなのだろう。
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