ch04.カルチャー : 夏の終わり |
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昨夜は神楽坂の毘沙門天 善國寺で『夏の終わりの怖い話』が催され、それに出演する朗読家の深野弘子さんにおよばれして伺った。第一部は落語。社会人落語家の圓塾さんの「皿屋敷」、三遊亭圓王さんの「死神」。どつらの落語も他で何度か聞いたことがある話だが、何度聞いても面白い。「死神」のアレンジは圓王さんの独特の世界か。
そして第二部は実話。これがね・・・・ちょっと怖い。深野弘子さんは「治療中」(上野尚子著 「実話怪談草紙)」竹書房文庫所収)、根岸登志子さんは「赤い鼻緒の下駄」(柴田練三郎作「現代ホラー傑作選」十の物語 高橋克彦編 角川ホラー文庫所収)の二編。深野弘子さんの朗読の舞台は病院。病院といえば、あちらの世界の話がいろいろあるものだ・・・・。根岸登志子さんの朗読をずっと目を瞑って聞いていたが、私はずーっと月の光に包まれていた・・・・・。
しかし、今回の催しのタイトルの如く、もう夏も終わる。
久しぶりの神楽坂。皆で食事をした後、昔からの馴染みの店で飲んだ。「いち子さん、随分と貫禄がついたわねぇ」と店のママが私を見て、二度そう言った。そんな言葉に笑いながら、夏の終わりの一夜が更けていった。
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