ch10.生活 : 嘘をついたりつかれたり |
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今や、日常生活の中で当たり前に使っている電子メールだが、これが手書きの文書に比べて嘘をつく傾向が約1.5倍となるという記事を読んだ。、これはペンシルベニア州の米リーハイ大の実験でわかったことで米経営管理学会で発表された。ネット社会で起こりやすい相互不信の現象を探るために実験をしたらしい。
今回の実験によれば、 架空の賞金の分け方を電子メールまたはペンと紙で行ったということだが、分け方で嘘をつく大学院生が多く、特に電子メールの場合の確率が92%。ペンと紙の場合の64%だったというものだが、実験での母数が少ないことと、院生でなくてもやはりこうした結果がでるのじゃないか?と思った。しかし、テーマの「賞金の分け前」というのも??である。手書きの文章はあとから責任が問われるものに感じるらしい。これが結果だ。
ところでパソコンでも携帯でも、確かに、文字を打つだけの行為は何か手書きとは異なる。キーを打ってはいるものの、何か「自分」であり「自分」ではないような感覚か・・・・。簡単に感情の爆発、悪口雑言をうちっ放すヒトもいる。
これまでに直筆の手紙で憤るほどの腹がたった経験はあまりないが、電子メールでは頭がババーッと焦げそうになるくらい腹がたった経験は多数ある。書き手は決して悪意はないものの、多分その人ではなくなっている感じがする。本音が出ているのか?と考えたこともあるが、やはり一言コミュニケーション下手さが如実に出てしまうのがメール。だから。メールで感動するほどの文が書けるのは手書きも同様だ。文はひとなり。
まあ、できる限り手書きのシーンも生活の中に取り入れると良い。忘れ去っていきそうなもののを思い出させてくれる。
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