ch06.音楽 : 不思議な風・・・・ |
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吉岡しげ美ちゃんの音楽詩コンサート「紅葉の宴」が渋谷のJZ Bratで行われた。テーマは茨木のり子と現代詩・青鞜の女たちを歌う。「茨木のり子さんの考え方に触れて私は成長した」というしげ美ちゃんの歌とピアノを心ゆくまで堪能した。久しぶりに心の底から何かが洗い流される、そんな涙が零れた。
ゲスト出演の土井たか子さんが「歳月」「自分の感受性くらい」「倚りかからず」そして「わたしが一番きれいだったとき」の詩を朗読してくださった。そしてプログラムの最後のほうであったが、その時、私は気がつかなかったのだが「 小さな娘が思ったこと」という詩が抜けたのか? 最後のアンコール曲をと、しげ美ちゃんが言った時、客席の一人の和服の女性がすっと立ち「この歌が聞きたいので参りましたので是非・・・」という声がかかった。数秒のことか・・・・不思議な時間が流れた。しげ美ちゃんの数十年にわたる長いアーティストとしての時間がその時、一瞬"風"のように流れたのが見えた。本当にステージに風が吹いた・・・・そんな感覚だった。不思議な感動を覚え、私は必死にその歌を探した・・・・やはり不思議な風が吹いた。
写真は吉岡しげ美ちゃん(左)とゲスト出演の土井たか子さん
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