ch12.その他 : 愛の亡霊 |
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俳優の石田純一が9年以上に渡り交際していたタレントの長谷川理恵と"完全決別"するために、彼女からプレゼントされたスーツをオークションにかけるというニュースを読んだ。バラエティー番組の「島田紳助の想い出オークション」というテレビ朝日系の番組内で、決別すべき過去を持つタレントが集合し、その思い出の品を手放して未来を見つめていくという企画らしいが、これにのるのも確かに仕事ならいたし方ない。だが、チャリティーの一貫だといっても、なんとも嫌な感覚しかない。石田純一が長谷川理恵からプレゼントされたというジルサンダー社製のスーツの写真まで見た。「破局してからも連絡は取り合っていたがもう縁がないんだと悟った」と自ら苦渋の決断らしいが公然にさらされるというのも嫌な感覚なのだ。そして今年のクリスマスも狙っていたものの、やはり2006年、2007年と同様に調整が出来ない為、今回で完全に想い出とスッパリ別れたい・・・・ということで遂に男の決断を下したという石田純一の何とも軽いというか、重みのない男の発言。
どんなに姿がいい男であっても一言とか動作、仕草、対応といろいろなシーンで「あれっ?」と思うことがある。その瞬間に全てはなくなるものだ。だから、姿は目立たなくてもしっかりした軸足、優しさ、強さなど何か光るものがあれば、その男には惹かれるねものだ。
世の中には例えば、数多くのいろいろな男性と付き合い、彼らに同じ銘柄のアクセサリーをプレゼントしてもらって、不必要なものは質屋で換金。そんな事もつゆしらず、「俺の女」だと男は勘違い。そんな気持ちも理解出来ない愚かな尻軽女もいる。また、付き合っていた女性との間がギクシャクした時、彼女が日々、乗り降りする駅の改札口で待ち、これまで自分が彼女に買った品物、いわばプレゼントした品を全てかえしてもらったという男もいる。何れも、何とも、情けない話しである。そう、みんな、いわば"愛の亡霊"に振り回された人々だ。
まあ、石田純一は知人でも友人でもないので、こんなことを言うのも申し訳ないが、本当に大切に想っていた恋人であるのなら、彼女との日々で培った思い出の時間や贈り物を"愛の亡霊"にしてほしくはなかった。公然にさらし、且つ話題にさせることは実に品のない事だ。
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