ch12.その他 : 風化させてはならない事 |
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スタジオALCの菖蒲美幸さんから「いち子さん!是非!」ということで恭子さん出演の『オサエロ』を観にいった。総合統括プロデューサーは勿論、美幸さん。彼女には凄まじい能力を感じる。(凄まじいという表現がピッタリ!)
「ありがとう・・・・その言葉しか出てこない。大切な人、愛する人を守るため、大空へ飛び立った彼らの魂のメッセージを伝えたい 届け・・・・この想い・・・」と書かれているパンフレットのメッセージを読む。しかし、決して広くはない舞台で果たして?・・・・と思ったのは私の大間違い。次第に、その時代の中にひきこまれていく。客席から、すすり泣く声も聞こえてくる・・・。
映画『僕はきみのためにこそ死にに行く』が終わった会場で車椅子のご老人がスクリーンにいつまでもいつまでも手をあわせていた事を思い出した。そしてある年の8月15日、暑い夏の日。靖国神社で、やはり一人のご老人が車椅子からすすっと立ち上がり、やはり嗚咽をこらえながら手を合わせていた日を思い出した。
あの、太平洋戦争の末期、特別攻撃隊の編成により、本来なら新しい未来を担う若者たちの尊い命が数多く失われていった、そんな現実があった事を私たちは忘れてはならない。風化させてはならない。
インターナショナル世界大会を終えた恭子さん。何か大きく変貌したものを感じた。そして恭子さんの他にも力いっぱいの舞台をつとめた皆さん、そしてスタッフの方々。本当にお疲れ様でした!「素晴らしかった」です。
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