ch11.経済 : 欺瞞の日々 |
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「実は、ビジネスのことで・・・」と言葉巧みにいろいろな話が飛び込んでくることがある。ネットワークなんとやら~手練手管でやってくる。しかし、いいことはない。(と思っている) 先ず、人間関係が壊れていく。何度か見た。その度に「ああ、人間って」と思うものだ。
さて、所謂"ねずみ講"に似た手口で投資家になんと500億ドルの損失を与えた疑いで米中堅証券、バーナード・マドフ証券のバーナード・マドフ社長がFBIに逮捕されたという。500億ドルというと4兆円5000億円くらい。ちょっと想像できない額だ。世界の金融やファンドに対する被害影響も大きく、日本でも野村ホールディングスも損失は避けられないそうだ。
社員も立ち入りを禁止した秘密のフロアが史上最大の詐欺事件の拠点になったとか・・・・これは、フィクションドラマではない。現実にこんなことがあったのか?と思う。
しかし、マドフ容疑者とは別に著名な慈善家の顔も持っていた・・・・というところが、嗚呼!まさに"凶ごと"。1967年のミュージカル「ヘア」杮落とし公演で有名なニューヨークの「パブリック・シアター」に2007年に5万ドルを寄付。また恵まれない子どもを支援する「ロビンフッド基金」や反飢餓計画運営の「シティ・ハーベスト」、マイノリティー学生向け奨学基金「プレップ・フォー・プレップ」などにも大口の寄付を行っていたというから、人は騙されてしまうよね。 彼の逮捕は金融業界への影響だけでなく、こうした多くの慈善団体が資金を絶たれ苦境に立たされることにもなったのだ。 欺瞞とは人を不幸にしていくだけだ。結局、何もないのだ。
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