年末になると思い出す事件がある。もう8年前の事か・・・・・世田谷区で会社員の宮沢みきおさんご一家4人が殺害されたあの悲劇。世田谷区に住む友人の家も近かったので、その事件を知った時、何とも言えない恐怖と悲しみにおそわれた事は印象に残っている。
  宮沢さんの奥様の泰子さんのお姉さまが20006年と2007年に、一家を失った苦しみから立ち直る道のりをつづった絵本と本を相次いで出版されたという記事を読んだ。「4人の素晴らしい人生をよみがえらせるために、前に向かって歩き出さなければと考えた」というのが執筆当時の心境を語る。しかし、いつまでも鮮明な記憶、それは消えることはないだろう。だが、今も尚、その犯人がこの地球上で罪を償うこともなく、ぬくぬくと生きているということを考えたら身の毛が弥立つ。
  長女のにいなちゃんは当時8歳そして長男の礼ちゃんは6歳。未来のある子どもたちの命まで残酷に奪った犯人の逮捕を望むばかりだ。新年を迎える正月飾りを見る度に、予想だにしなかったひとつの家族の悲劇を風化させないように。ぬくぬくとただ、生きている犯罪者に罰がくだる日を真剣に願うだけた。

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 年末になると思い出す悲劇

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1509

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2008年12月27日 13:30に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「日々、コツコツコツコツ・・・・」です。

次のブログ記事は「父の思い出」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31