考えてみれば21世紀に入ってから9年目の正月を迎えたわけでありまして・・・・今日、1月5日は「小寒」。そして所謂"仕事はじめ"。いよいよ!です。

  さて、不景気ということで初詣客が今年は倍増したと聞いた。例えば、干支の「丑」に因んでか、文京の地、春日にある牛天神は、願いが叶うという撫で岩(ねがい牛)発祥の神社らしい。知らなかった・・・・。鎌倉時代に源頼朝公が岩に腰掛け、休んだ時に、夢に牛に乗った菅原道真が現れて「二つの喜びがある」と告げられたとかで、この岩を祀り牛天神を創立。境内にある牛の形をしたこの岩を撫でると願いが叶うと言われているらしい。願いが叶う?ああ!願い事も沢山あるし、ちょっと行ってみようという気持ちになる。
  
   さて、昨日4日は、ラジオのパーソナリティ-でまた歌手でもある、さこみちよちゃんに誘われて、作曲家の吉岡しげ美ちゃんともども「下谷七福神めぐり」に出掛けた。歩きながら「東京で生まれて、東京で育っているのに知らない事ばかりよねえーっ!」としげ美ちゃんはしきりに感嘆。まさに初めて歩く土地には発見!発見!の連続だった。ここを歩かなければ、多分一生知らずに終わってしまうことだろう。頭の中の知識だけではねぇ。
 
  
  集合はJR鶯谷駅の北口改札口。改札口には七福神巡りの分かりやすいチラシが設置されている。参加者の中には間違って、快速電車に乗ってしまい「あーっ!」「ギャーッ」と鶯谷駅を通過してしまった人もちらりほらり・・・・・ということで予定時間より数分遅れての出発となった。
  寿老神(元三島神社) の本殿の屋根は鶯谷のホーム上からも見ることが出来る。しかし場所柄というか・・・・何ともギラギラのラプホテル街の真ん中にあるので、そこをミドル軍団がぞろぞろぞろぞろ歩いている光景はなかなかだ!これはお正月ならではのものだろう。
  福禄寿(入谷鬼子母神 )は下谷あさがお市が開催されるお寺としても有名だ。そして 三面大黒天(英信寺)は浄土宗の名刹だ。御本尊は弘法大師作といわれる三面大黒天。毘沙門天(法昌寺 )へ。ここには元プロボクサーでコメディアンの たこ八郎さんの菩提寺でもあり、境内には「たこ地藏」がまつられている。弁財天(弁天院 )から、きく恵比寿(飛不動尊正宝院 )へ。近くには、酉の市で有名な鷲神社や樋口一葉資料館がある。急遽、みんなて゜一葉記念館へ行こうよ!ということになった。ああ、なんという幸せ。ゆっくりと樋口一葉の世界へ入り込む。24歳という若さで走り抜けた天才の姿がそこにあった・・・・。そしていよいよ最終! 布袋尊(寿永寺)へ。最後に全員で記念撮影をした。もっと前だ後ろだ横だと、まるで修学旅行の写真撮影のような大騒ぎ。
   ほぼ半日、いろいろおしゃべりしながら七福神巡り。遠足気分で楽しかった。ゆっくり歩いて三ノ輪で解散。「せっかくだから!」と、しげ美ちゃんと私は三ノ輪橋からチンチン電車に乗る事にした。下町を走り抜ける都電の車窓から次第に暮れなずむ風景が何とも言えない気持ちにしてくれる。「いっちゃん!夕暮れっていいよね!」としげ美ちゃんが呟く。その横顔に、また彼女の頭の中には夕暮れの旋律が生まれたのかな?と思った。
  
   正月4日、さこみちよちゃんをはじめ、ご主人の立川ぜん馬さんにも大変お世話になった。楽しい時間を本当にありがとうこざいました!
   
   皆にとって佳き一年でありますように・・・・・

機会があれば「一葉記念館」へ

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このページは、ichikoが2009年1月 5日 10:00に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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