ch10.生活 : 魔法


  福岡ではサクラの開花発表があったようだ。今年もまた、美しい桜の季節がやってきた。
  
  日本は本当に暮らしに四季を感じることができる。四季の"風"の香りが好きだ。どんなことがあっても春には桜が、そして緑眩しい初夏、真夏の向日葵、朝顔、そして紅葉・・・・なんて素適な国なんだろうって思う。

  こんな素適な国で生活できることが最近はつくづく幸福であると思える。しかし、ふと立ち止まると、何か便利すぎる"生活"そのものがもう、成熟しきっている感じがする。例えば、ものごころついた時には、既に携帯電話があるような生活をしている世代とは、やはりそうでない世代との間に、理解し難い何かが生まれてしまうものだ。説明の出来ない何かがある。
  最近は年配者もたいがいの方が携帯電話を持っている。電車内などで、時折、着信音が鳴って慌てている年配者の姿を見ることがある。携帯が誕生した当初は皆がそんな慌て方をしたものだ。しかし、この商品・技術の登場で、本当に生活が変貌したし、「ない」という生活がもはや考えられなくなっている。まさに魔法だ。
  ところで、この携帯電話の買い替えサイクルが、端末価格が高くなる新販売方式の浸透によって、販売悪化、過去最高を記録した2007年度の5065万台から、2010年には約34%減の3353万台まで落ち込むらしい。
  そして、やはり便利さに慣れてしまったデジタルカメラ市場の冷え込みも深刻化しているそうだ。やはり不況による販売の不振と、過剰在庫の投げ売りによる単価下落が原因らしい。
  卒業式、入学式、新生活のスタートの「春」。この季節の商戦に向かって各メーカーがチャレンジというよりいろいろな賭けにでる。新製品。新機種のラッシュがあろうが、本当に自分の生活を豊かに、幸福にしてくれる、そんな存在であってほしいと思う。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2009年3月13日 19:00に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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