社会問題 : 丸裸の個人データ |
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人前で裸をさらすことなんてない。しかし、現代の個人データは全く丸裸状態だ。いわば現代病・・・・そう思える。平気で携帯電話番号やメアドなどを平気で記入してしまう感覚は確かにある。
またも、個人データの流出。その会社を信頼すればこそ、自分の大切なデータは提供するものだ。仕方ない。だがたとえ一流と言われる会社であってもそこに勤務するのは生身の人間で、やはり魔もさすこともあるだろうが・・・・・
三菱UFJフィナンシャルグループ傘下の三菱UFJ証券の部長代理が約5万人分の顧客情報を名簿業者3社に計32万8000円で売却していたという記事を読んだ。不動産関係企業など13社に転売されたということだ。発覚は早い。3月中旬以降、顧客から業者の勧誘などが入ると問い合わせが相次ぐことになる。4月に入りこの元部長代理が名乗り出て、流出経路が判明された。
特に今回のデータは富裕層向け口座を開設した顧客に関する情報ということで、名前、住所、携帯を含む電話番号、性別、生年月日、職業、年収区分、勤務先など多岐にわたるそうだ。しかし、"買った側"も30万という数字し安い買い物だったに違いない。ほくそ笑む黒い表情が浮かぶ。しかし、"売った側"は会社を懲戒解雇され、人生半ばにして刑事告訴され、ついには人生のどん底に堕ちていくのだ・・・・。悲しいかな、反省してもなかなかその人間の生き方の「癖」とはなかなかなおらないものなのだ。
卑近なことでは、先般、某出版関連の会社からやはり個人データが流出されたという通知があった。その通知が届く少し前から、パソコンそして携帯メアドに「先日はありがとうございました」「お知らせです」なんて件名で、ついついひらいてしまいそうなメールが相次いだ。内容も男女の出会い系や金融、怪しい投資話などばかり。しばらくメールをひらくのが苦痛だった時があった。
個人データの流出を知らず、原因が分らない間、携帯会社の人に相談をした。「メールアドレスを変更されたらいかがですか?」ともいわれたが、数十件でもなく「無理だ」と伝えた。コツコツと着信拒否の設定の作業をしたりの繰り返し・・・・。個人のデータ管理にかなり無神経になっている。こればかりではない。いろいろ思い出してゾッとする。本当に気をつけないとならない。
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