ch12.その他 : 本音は"ピンコロ"だけど・・・・ |
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人は常に楽しいこと、美味しいこと、美しいこと、愉快なこと・・・・そんな「快」が好きだ。敢えて辛くて苦しくて・・・なんて事は忌避してしまう。でも、いつまでも元気でいたいとは思うものの、避けられぬ「嫌な事」もある。自分がどうなるか?なんては分らない。神様だけが知っていらっしゃる世界だ。
「まあ、ピンコロでいきたいね~」と作家の国司義彦先生が言う。
「ピンピン生きてコロッですか?」と言うと先生は「そうそう」とニヤニヤ笑う。
午後から建築家の近澤可也先生の事務所でミーティング。日本シニア総合研究所の事務局長である慶長久和さんの「エバーケアー」の話を聞いて、自分が本当に何も知らない事に唖然としてしまう。いわば、自動排泄処理機とでもいうもの。寝たきりの場合、何と言っても排泄の問題と褥瘡つまり床ずれだ。実際に介護生活を送っている方、家族の気持ちはその当人にならないと分からないものだ。とくに自分の"しもの世話"など・・・・申し訳ない気持ちで考えただけで憂鬱になる。まだ、そんな気持ちがあればいいが、そんな事も分からなくなっていたらと想像するだけでああ憂鬱。そんな気持ちを抑えながら、客観的にその商品の機能をみると、気兼ねなく排泄して、また心地よく揺れることで褥瘡にもなりにくくなるという。排泄物の処理はそれこそ、あっと言う間。洗浄され、乾燥され、常に快適な状態でいられる。ニオイの処理もされる。そして、排泄されたものはタンクにたまり、それは全て液体になり、後はトイレに流せばいい。介護する方にとってもどんなに楽になるか。まさに快護な介護とでもいえそうである。
機会あれば、勉強をして、いつもバランスの良いものの考え方が出来るようにならないとね。どんな人にもやがて来る「死」というものに、冷静に考えられるバランス感覚というものだろうか。
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