ch12.その他 : 愛するって・・・・


   女子校育ちとは・・・・よくもあり、つまらなくもありとでも言おうか。所謂、同窓会は女子ばかり。男子がいたのは幼稚園だけだったが・・・・。幼稚園時代の友人にはまず会わない。だからこそ、社会に出てから、男女共学で過ごした諸先輩の同窓会の話は本当にドラマを見ているように興味深いのだ。
だいたいが、憧れのマドンナがいてという話。つい先日も憧れて~憧れて~のマドンナに同窓会で会えると意気揚々、飛行場へ。そこで見かけた"現在"のマドンナの姿にびっくり仰天。なんとそのまま逃げてしまったという男性。また一人は同窓会の会場で数十年ぶりの昔の彼女が声をかけてきた、しかし目の前のあまりの変貌ぶりに、声も出ず。やはりバタバタと隣りのテーブルに逃げ出したとか。男心とは。そんなにもデリケートなものなのか?
  しかし、具体的には言わぬが、男性だって青春時代にくらべれば大変貌をしているだろうに。変貌した男性から逃げだす女性はそうはいないだろう。多分、その変貌ぶりに「あああ」と落胆するのは、数日経ってからだと思う。現実を現実として受け止められるのはやはり女性の方が強いのかも知れない。
  ところで、離婚に向けて着々と準備を始める所謂「離活」に取り組む女性が増えているそうだ。とくに、リーマン・ショック以降の相談件数が多いらしい。件の年金分割とやらの熟年世代だけでなく、「自立したい」という若い世代も多くなっているという。また、離婚カウンセラーという資格取得も人気らしいし・・・・しかし、やはり女性とは現実にしっかり生きられるものだとつくづく思う。女性側がこんな準備をしているとは夢にも思わないのが男性だろう。そして準備万端!妻からの「別れて下さい」の「その時」を想像しただけで身震いしそうだ。
  別れる原因としても、ドメスティックバイオレンスやモラルハラスメントなど、そうだなと理解できるものもあるけど、「全く会話がありませんから!」とサバサバ言う方もいる。「じゃ、会話する努力すれば」とでも言おうものなら、大変だ。波風立たぬよう「なるほど」と言ってしまう。

  明治生まれの祖母はよく「戸籍を汚してはいけない」と言っていた。小学生の子どもには理解不能だっただろうに・・・。しかし、様々な大人たちの難しい世界を垣間見ながら、子供なりにいろいろと理解をしていった気がする。今じゃ、戸籍も何もないのだろう。最近では、よく「はぁ・・・バツさんですかぁ?」なんて言うと「吉田さん、最近はバツじゃなくてマルさんって言うんですよぉ」なんてあっけらかんと言う方もいる時代のようだ。

   「離婚件数が減っているのは、婚姻件数が減っているのが大きな要因」と国立社会保障・人口問題研究所の解説。関心は高まっているものの、離婚件数そのものはここ数年、減少しているという事実。好きで好きで一生傍にいてなんて思って人は惹かれあっても、いつ何がどう変化していくのか、本当に未知である。昔、何かの台詞に「愛するって耐えることなの」なんてあったけれどね。

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このページは、ichikoが2009年7月 5日 01:29に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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