ch10.生活 : 新しい命を吹き込むために |
||||
家具とはその人の生活そのものの感覚というか、そんなものがでるものだと思う。よく、部屋のレイアウトをかえるのが好きで、一緒に家具もかえてしまったとか、引越しの度に家具を全部買い換えたとかいう友人・知人も多いのだが、ことに家具に関しては私は実に「昔」のものが捨てられずというか、未練がましいというか・・・・・今でも本当にびっくりするほど古い思い出の家具を使っている。年代から言ったら確実に「昭和」か・・・・。
実は、甥の星匠(「ほし たくみ」と読む)が、ずっと「家具」の勉強をして、現在は家具デザイン・制作をしている。先般、あるお宅が百数年前に建てられた家を、もう使い勝手が悪いためこの夏に建て直すということになった。壊す前に、ちょっとお邪魔をして一晩泊まらせていただいた。「時」の流れとはお金では決して買えないものだな・・・・古い時代の素晴らしさと味わい深さをしみじみ感じているうちに信じられないほど漠睡してしまった。
そして、甥の匠に"あるお願い"をした。そして先週、そのお宅に伺わせて頂き、家具にふさわしい?というのか、頭の中でいろいろと創造のための想像をしてもらった。
要は新築祝いに、何か思い出のこもった材料で何か希望の家具を制作してもらおうと思ったのだ。もうすぐ、長い時間を家族とともに過ごしてきた古いおうちが壊される。そして、その家の少しの部分ではあるが再び、何かのかたちで命を吹き込んでもらおうと思っている。
今年も暑い夏がもうすぐやってくる・・・・・・。
カテゴリ
ch10.生活トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 新しい命を吹き込むために
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1732
コメントする