ch12.その他 : 自然の怖さ |
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北海道の大雪山系に登山中の2つのパーティーが悪天候のため身動きができなくなった事故のニュースを聞いて本当に心配になっている。
私も本格的な登山はしないが、登山を始めた頃に夏山でも凍死するから気をつけろと言われた時は本当に驚いたものだ。簡単に行けると思ったら大間違いであるし、山は本当に牙をむく怖いところなのだ。晴れ渡っていたと思ったら急に霧が出てなど、天候の急変など信じられないことだらけなのだ。
だいぶ前の話だが、一度、神様に救われたことがある・・・・と私は思っている山行がある。あの谷川岳での事だが、あと数分で小屋にたどり着くという時、私は霧の中に何かを見た・・・・。要はあと数分で山小屋に着くというものを全否定した。そして、何時間もかけて下山したのだ。その時の事を「いっちゃん、気でも狂ったのかと怖かったよ」と友人は言う。下山した時に、下の小屋では大騒ぎであった。既に一つのパーティーの遺体収容をしていたということだった。「下山してよかった、よかった・・・・」と言われ、その晩は泥のように眠ったのだ。あの垣間見た光景が多分、"生"と"死"の谷間だったのではないかと今も思う。
山だけではない。海だって川だって、絶対、大丈夫!ということは自然界ではない事を肝に銘じてほしい。その道のプロにも牙をむくのが自然界だと思っている。
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