ch12.その他 : 何もない・・・幸せ感 |
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今月のプログの検索ワードのトップをちょっと見て驚いた。「死生観」だった。別段、哲学者でもないので、日々いろいろ考えているわけではないが、やはり若い時代と違い、少しでもいろいろ体験してくると自分の人生について考えることが多くなった。ちょっと前までは、残されたもののためになどと思っていたが、美田というほどでもないが、あまり残すこともないと思うようになった。西郷隆盛も「児孫に美田を残さずとも語ったといわれているが、財産を前にして、思想も、節操も何もかも吹き飛んでしまっては生きていた意味もなかろう。とどまる事を知らない争いなど。残すべき、財産や何もないことが、幸福なのかも知れない。
先ごろ、漸く決着した京都の老舗のかばんメーカー「一澤帆布」の相続問題。偽造、書き換えと、まるだ推理小説並みの泥沼な展開を見せていた。長男と三男が何故にここまで醜く争わないといけないのかって。2枚の遺言書は骨肉の争いとなったのだ。遺言書をめぐるトラブルは土地や現金でも多い。仲良し兄弟であっても骨肉の争いが引き起こされるのだ。決着したといっても兄弟間のしこりは一生消えることはないだろう。
泥沼化といえば政治の世界も然り。都議選で完全な敗北をした自民党。中川秀直元幹事長ら反麻生勢力が求めていた両院議員総会を見送る方針を固めた。21日に麻生首相を含む全議員出席の緊急集会が開かれ、これにより、21日の衆院解散そして8月30日の衆院選投開票がほぼ確定。しかし、この60余年の膿みといったら失礼か・・・・しかし、やはり日本が大きくうねりながら変わり、政治の新しいスタートなのだと思う。
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