ch02.健康 : 当たり前の幸せ |
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最近は気のおけない仲間と会うと、健康の話しになる。つい先日も仲間の一人が中学時代からの友人を癌で亡くし、通夜、告別式に参列し話しになった。「棺の中の彼を見ることは出来なかった」と言う。皆が、、棺の中の友人と別れを嘆き悲しんでいるものの、ついに見られなかったと言う。「3年前に無事、退院した時に快気祝いをした時のあいつの顔が忘れられないんだ」と。暫し、沈黙が続いたが、一人が「それはもしかしたら男の美学かも知れないな・・・・」と呟いた。癌という病気と闘い、やつれた友人の姿。スポーツをこよなく愛し、溌剌と元気だったカッコイイ友の死とは余りにも辛く悲しすぎる現実だ。
古来から、身土不二という言葉がある。人間も環境の産物であるという考えだ。暑い地域や季節には陰性の作物がとれ、逆に寒い地域や季節には陽性の作物がとれる。つまり、暮らしている土地で、季節の物、所謂、旬のものを常食する事で身体は環境に調和していく。基本の「き」である事だろう。しかし、スーパーなどに行くと、有り余る食材の中で、旬を見つける事、感じる事は本当に難しくなってきている。便利すぎる時代のある不幸なのかも知れない。
四季を全身で感じ、そして旬のものを美味しくいただく、そんな事の日々で健康は維持できるのかも知れない。有り余るサプリメントをとっている人や、危険と思われるほどのダイエット食品で過ごしている人・・・・人は元気な時には健康の素晴らしさや有難さに気付かないものだね。
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