ch12.その他 : 早すぎた・・・・晩年

  女優の大原麗子さんが亡くなって、「お別れの会」の様子をテレビで見た。仕事関係者400人ほど、そして一般ファンが600人もが最後の別れを告げたということだった。中でも友人代表の浅丘ルリ子さんの弔辞にはっとしてしまった。病気、そして孤独とのたたかいから変質していった友人への心の叫びともいえるメッセージには驚いた。
  「ここ数年は話せばケンカになった。もう麗子の電話には出たくないと思っていた。夜中、2時、3時に電話がかかってくると他人様や自分の不平不満の長電話。わがままな人で周りを混乱させた」
いくら親しくても、ここまで・・・・と思った。暫くは絶交状態、しかし、浅丘ルリ子は大原麗子がいかに病気と孤独で苦しんでいたのかを明らかにした。そして最後には凛と「かたくななあなたを姉として受け止められなくてごめんなさい。私の妹・麗子」と語りかけ、瞳を潤ませていた。嗚呼も、こんな人間関係があるのか・・・・と思った。


   随分と前な話しだが、ある方の葬儀で、大原麗子さんをおみかけしたことがあった。葬儀というより、お別れのパーティーで本当に親しい方だけが集まった会だった。上手なたとえが出来ないが、とても華奢な大原麗子さんはまるてお人形のように綺麗だった。あまりの美しい横顔にくぎづけになっていた・・・・。
  大原麗子さん、安らかに・・・・・ご冥福をお祈りいたします。
 

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このページは、ichikoが2009年8月24日 18:16に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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