ch12.その他 : 16年少し過ぎました・・・・ |
||||
我が家で犬を飼い始めて16年が過ぎた。近所の家から仔犬をいただいた。「雑種なのよ。でもね雑種は丈夫だって!」と言われた。"その時"は、全く飼う心算はなかったので、「近所を一回りしてきていいですか?」と訊ねたのだ・・・・しかし、一回りしたらもう可愛くて可愛くて。小さいからだなのにズッシリとした感覚が離れがたくなっていた。その夜は、クウクウといつまでもないて、なかなか寝場所にしたダンボールの家には入らなかった。抱っこするとなきやむ。そんな夜が過ぎた。そして翌日には赤い屋根の犬小屋を買った。しかし入るまでには時間がかかった。自分の城?と認識するまで、くんくんとにおいを嗅いでいた。
ある日、テレーッとしていた耳がピンとたって本当に驚いた。庭中を走り回って、ボール遊びに夢中だった。散歩をすればテニスコート近くの植木の柵をボーンと身軽に飛び越えるのでその度に何度も注意をしたものだった。夏には土を掘って深い穴をつくり、そこにからだをすっぽりと入れてじっとしていた。土はヒンヤリして気持ちがいいのだろう。天然のクーラーなのだろうね。だから夏の間は犬小屋は空き家状態。でも、犬小屋はコツコツと手作りをした。特注?だ。からだが大きくなるに連れて、そのサイズに合うように犬小屋を作っていった。現在の犬小屋は二件目?か。
生まれてから16年ちょっと過ぎて・・・・。散歩に行くとよく転ぶ。つんのめったりもする。足腰が弱ったというか、ヨタヨタと歩く。耳も遠くなったようだ。あれほど、雷が大嫌いで怖がっていたというのに、最近では雷にも全くどうじなくなっている。それに犬小屋と壁の間など狭くなったところに鼻を突っ込んで、じ-っとしている。その様子は変なものだ。名前をどんなに呼んでもそのままの姿勢でいる。そんな様子を見つめていると胸が痛くなってくる。何ともすごいスピードでというか早回しで「人世」を見ている・・・・そんな気がする。早すぎる変化は何とも切ないのだ。
ワクチン接種の普及、良質なペットフードなどでペットとして飼われている犬と猫の平均寿命が急速に延びているらしい。犬は約17歳、猫は約24歳まで長生きするようになったとも聞く。
毎日毎日、家族の一員として接してきている犬の生活はまるでドラマだ。いろんな出来事を思い出すことが出来る。ヨタヨタでもいいさ。兎に角、歩ける限りは大好きな散歩に行こうね!って。
カテゴリ
ch12.その他トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 16年少し過ぎました・・・・
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1854
コメントする