ch04.カルチャー : 足立美術館を訪れました


  米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングで堂々5年連続第1位に輝いている庭園が島根県にある。かの有名な桂離宮はなんと次位。要は"世界一の日本庭園"というものなのだ。名実ともに1位という日本庭園に、機会があれば一度は訪れると良いかも知れない。
  「枯山水庭」、「白砂青松庭」、「苔庭」、「池庭」そして一幅のお軸を鑑賞するが如き「生の掛軸」もここならではのものだろう。「白砂青松庭」は横山大観の名作である「白沙青松」を忠実に再現した庭だという。
   足立美術館は昭和45年に島根県安来市出身の実業家・足立全康が、自分のコレクションしてきた横山大観などの絵画や彫刻・蒔絵などを展示するために開設した美術館で、日本庭園と日本画の調和をテーマにしている。横山大観のコレクションはこれまた世界一の規模を誇るというから、ただただ驚きである。特に、大観の『無我』を前にすると声も出ないほどに感動する。2010年の11月には現代美術作家の作品を集める新館がオープンするという。現在工事中。人気を博している美術館には年間50万人もの人々が訪れる。新館が完成したら、また藝術に触れる人も増えていくことだろう。贅沢な時間、たまにはいいものだ。

「足立美術館」のホームページ

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このページは、ichikoが2009年10月16日 00:00に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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