ch04.カルチャー : リアル書店 「松丸本舗」開店 |
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あるパーティーの席で本の魅力を伝える書評サイト「千夜千冊」の執筆者でもある松岡正剛さんにお目にかかった。私は昔からファンだった。
10月23日に丸善が東京駅前にある丸の内本店4階に「松丸本舗」と銘打った"書店内書店"をオープンさせたが、ここのプロデュースしたのが松岡正剛さんである。"65歳にして店が大事だと実感した"という松岡さんの言葉には何とも説得力がある。まさに、店を編集したということだ。
「本の連続性」がコンセプト。ジャンルや形態、著者別での陳列はなく、本が持つ世界の広がりを感じさせる独創的なセレクトが特徴ということだ。口を開けば、本が売れないとか、出版は氷河期だなんて出版不況を言っている事自体がおかしく思える事態である!
約215平方メートルの広さに松岡さんがセレクトした約5万冊の本が並ぶ。先ずは5万冊という本の背表紙だけでも読んでみると良いかも。「今後は二号店、三号店を作ろう」と丸善の社長も言っているそうなので大いに愉しみである。
最近は流行り病のように「リアル」「リアル」と言っているけれど、使い方が変でしょ?と思っていた。しかし、ここはまさしく"リアル書店"であろう。
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