ch01.政治 : スローガンでは幸せにならない |
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EU拡大の資料のあるグラフを見ながら、何ともいえない気持ちになっている。暗澹たるとかそんな形容ではなく、どうしたものか?といって途方にくれるということでなく。実に複雑な気持ちである。GDPの比較表、つまり国内総生産。国の豊かさとでも言い換えられるか・・・・。世界とは考えている以上に広く、現実を叩きつけられれば、やはり日本人独特の蛸壺感覚を思い知るのだ。
この政権交代の約二ヶ月の間、何か気分く、酔わされている、そんな感がしてならない。確かに、鳩山内閣は明治19年から続いていた事務次官会議を123年ぶりに廃止もした。八ツ場ダムの工事中止、羽田のハブ化なと゜即断即決だ。早すぎる?だが天下り根絶といいながら日本郵政社長の人事については驚かされた。東アジア共同体構想では日中韓中心にEUのような共同体をつくりたいなどとまで言う。現在のEUに例えばトルコなど加盟したいと思ってもなかなか進まない、その背景が何であるか分かるように、宗教のベースの深い意味を考えたことがあるのだろうか?
嘗ては一人当たりのGDPが世界一などと言われたこともある日本。不況だ不況だと、ボーナスカットだ、どうのこうのどころでなく、明日のご飯をどうしようか?と考え寝泊りをする場所もない日本人がいるという実態を把握しているのか?労働政策は完全に欠落している。こんな国はない。 スローガンで勝利してもそれに酔ってはいけない。それだけで人は幸福にはならない。本当に国民の事を想う時に「国民」と口に出すべきだ。
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