ch12.その他 : それぞれの"家族" |
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嫌な事件が起こるといつも考えてしまう。被害者にも加害者にも"家族"がいるということを・・・・。
2007年3月に千葉県市川市で、英国人のリンゼイ・アン・ホーカーさんの遺体が見つかった事件から約2年。死体遺棄容疑で市橋達也容疑者がで逮捕され3日目を迎えた。現在、彼は食事も摂らず、事件やリンゼイさんについての質問にずっと沈黙を保っているそうだ。
逮捕直前に、素早く裸足で逃げ、それから建築現場などで仕事を続けた。殺人という罪を犯したという事実。それから逃げるために各地をまわった。「多分、ぬくぬくと暮らしているんですよ」としコメントした人もいたが、逃げる日々は眠れぬ夜だったのではないかと想像する。兎に角、忘れ去ること。これに没頭して働いたと思う。その逃亡のためには整形、整形と繰り返したわけだ。
今回の逮捕で、被害者であるリンゼイさんの家族はホッとしたとともに、更なる悲しみが襲ってきただろう。しかし、以前リンゼイさんの父親が「(市橋容疑者の)両親もまた被害者である」という言葉がどうも理解出来ぬまま心の奥底にある。どうしても理解が出来ないのだ。罪を犯した子どもの親はやはり被害者であるのか?どうもよく分からない。「自分の罪を認めて・・・」とある意味、淡々と語る容疑者の父親を見ながら、確かに辛い現実であるとは思うが、そんなに淡々と「息子の罪」だけを語れるものなのか?と思った。
ただ、何が殺めた原因であったかまだ分からないが、人世これから!という若さの真っ只中、異国の地で殺められ放置されるという災難に遭ってしまったリンゼイさんの冥福を祈るばかりである。
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