社会問題 : "まさか、自分のところには・・・・"はない? |
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なんとなく年末に近づくと独特の空気がある。「そろそろ忘年会の調整を・・・」などの連絡が゜飛び交ったり。お歳暮の案内がきて、さて準備を!とかいろいろ。また、百貨店では、どうだ!この福袋!という企画が発表されたりするから、「えっ、もう新年?」となる。
それに金融機関も混雑する。11月は21日・22日・23日と休みが続いたりすると尚更だ。長蛇の列に嫌気もさす。しかし、この何とも慌しい空気の中、冷静に冷静に過ごしたいもの。忙しくてとセワセワした感じに溺れるのだけは気をつけて。いよいよ注意が必要なシーズンです。
ところで、平成20年の10月に警察庁が「この一ヶ月は振り込め詐欺のための取締活動及び予防活動の強化推進月間」と指定したが、偶数月の15日は警察官が配置されて、何ともものものしい雰囲気となる。初めて、このものものしいシーンに出くわした時は、「えっ!何か事件でもあったのですか?」と思ったほどだった。偶数月の15日は、年金支給絵日ということだ。年金受取の方々が多い日だ。しかし警察官も、ATM前の人々の作業をジロリと覗き込むわけにもいかないだろうし。
ところで、意外と歴史が古いようで新しいのが振り込め詐欺。この犯罪は登場して5~6年になる。これほとにみんなが注意をしたり警察官が配置されても被害額は一向に減らず、増大する傾向さえあるらしい。数人単位の離合集散のグループが、ゲリラ的詐欺を巧妙に繰り返している。なかなか捕まらないらしい。最近ではATMの防犯カメラに映らないようにする特殊なライトもあるというから、本当にいたちごっことでもいうのだろう。
"ハハハ、まさか、自分のところには・・・・"という考えは捨てないとならない。5年ほど前の事。「おや?ちょっと待てよ」と一瞬、かんづいたから未遂には終わったものの、何の予想もなく、実際に自分の身にも降りかかると忽ち人は慌てる。それも家族の事になると尚更慌てるものだ。その時も、実に良くできた話だった。ひとつの小説のプロットを読んでいるようだった。頭の中で「次はこうくるか?」「その次はこうか?」と考えながら聞いていたから未遂に終わったものの、本当に「知恵」を使った悪者は悠々と"仕事"をこなす。そして闊歩している。
年末に向かって、ご注意ください。
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