ch12.その他 : 平和であるということ |
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その日、久し振りにある言葉に心打たれた。女優の森光子さんといえば、年齢を感じさせないゆえに、どんな美容法をしているのかしら?とか舞台で何回でんぐり返しをしたとか・・・・。そんな、もろもろの話しが殆ど。
先般、テレビで森光子さんが大きく映し出されていた。天皇即位20周年式典の時だった。暫く間があったあとに、月日が経つのが早いって感じるのは、平和であるからなのだと、そんな事を仰っていた。殆どの人は「えっ何?」とか「当たり前でしょう」と思うかも知れない。しかし、不景気だ不景気だと騒いでいても、今の日本がどれほどに平和であるということを考えよう。平和の素晴らしさについてもう一度認識してほしい。"異議あり!"と仰る方もおられるかも知れない。だが、時は経過した。敗戦後、戦争を知らない子どもたちが大きくなり、そして今、定年も迎え、いよいよ第二の人生を歩みだしている。戦争の記憶もあまり無いという人も人世の晩年という成熟期を過ごしている。戦争を伝える人もいなくなっている。風化していくのだろう。
もし、少しでも時間があったら、読んでみて下さい。何の創作でもない「手紙」が事実を教えてくれる。戦時下の本当に一般庶民の生活の中の声が聞こえます。 『手紙が語る戦争』(女性の日記から学ぶ会 編・島利栄子 監修)みずのわ出版。
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